こころざし

日々のつぶやきをしるしたブログです

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絵を描きたいなあ、と思いつつ、

なかなか描けずに時はすぎる。

たまに書くとしても、鉛筆デッサンばかり。

鉛筆デッサンでもいい。

書き続ければいい。


そんなことを思っていたら、

横尾忠則氏が

「絵に上手下手はない。描くか描かないかだけだ」

というようなことをおっしゃっていて、

うーん。そうだよね。と思った。

「構想」がどんなに頭の中にあっても、

描かれた一枚には負けてしまうのではないだろうか?

構想の方がすごい場合もあるけど、

「描いてみてダメだった」という事実がわかるだけすごい。

「くちばっかり」は最悪だ。

はてさてどうなることやら。

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このところ、川上弘美作品にハマっている。

でも、この前に読んだ
『古道具 中野商店』とも、
『これでよろしくて?』とも、
違う雰囲気が『真鶴』には流れていた。

夫と会うために、引き寄せられるように、
なんども真鶴に通う主人公・京。

真鶴を旅する京に「ついてくる」もの。

読者にも、読んでいると、なにかが「ついてくる」感じ。
物語のもつ温度のようなもの。
読了してもしばらくは余韻が残った。

一般的な「オカルト」と一線を画すところは、
京の生活がとても日常的な部分もあるということ。

日常生活、
すべてのものに日が当たっているところで、
今日の献立について考えたりすること。

と相対するものとして、

真鶴での体験

礼(失踪した夫)
ついてくるもの

の2つからなっていて、
京はそのふたつを行ったり来たりしている。

ネタバレになるが、
日常生活にもどる京に、安心した。

オカルトだったら、あからさまに「霊が」「神が」とか、公言して、
そのものを生活の中心に置きたがる。

でも、気配とか、におい、味、音、偶然性、あらゆるものに
「なにか得体の知れない」ところはあるもので、
それをあからさまに公言したり中心に置いたりするのは
人間として無粋だと思う。

なんとなくいい空気。
なんとなく気分がいい。
なんとなく気配がする。

そういう模糊としたもので、私たちの生活はできている。

それをあえて宗教とか神とか霊とか、
名付ける必要はないんだよな、
と思った。

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またしても富士フィルムギャラリー。

鬼海弘雄さんの「インディア」という展示を見に行ってまいりました。

トークショウも拝聴いたしました。

トークショーでは、
寝っ転がっている人を撮った写真について、
自分がそこで寝ていてもおかしくない、
自分もその場に馴染んでいた、
というようなことをおっしゃられました。

「ちょっとインドを旅行して撮る」だけじゃ
とてもできない撮り方、
故郷にいるように、
なぜか落ち着く場所としてのインド。


フォトジェニックなものを撮る、だと、記録になってしまう。
見ている人に想像させる、表現の一種としての写真。

インドという場所のもつ力をたっぷり含み、
おのおのの存在の瞬間を切り取った写真たちでした。

個人的には、なんか神話について描いた絵画みたいと思いました。
インドという国が神々しいベールに包まれているのかな、と。


蒸し暑くぬめっと漂う空気。
ねっとりした生命力、空気にたゆたうもの、みなぎるもの。

異国であって異国でない、お腹の底に通じるもの。
そういうものが写真に現れていたのでしょうか。


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ブログを書き始めた頃は、
ほんとうに楽しくて仕方がなかった。

「今日はあれについて書こう」と考えながら、
口笛を吹くように、
あっというまに、
それまで辛くしかなかった仕事(当時は販売の立ち仕事だった)
の時間が過ぎていった。


書くことを生業とするのが夢だった。


でも、本当は、お金にする時点で、
書きたくないことも書かなければならないことも学んだ。

書きたいことを書いているだけじゃ、誰も読んでくれない。
もちろんお金にもならない。

ひどい仕事もやった。



「なんでもいいから書く仕事」というのとは、ちがう。と思った。


キュレーションサイトが存在したとき、
他のキュレーターの自己紹介文を読んで、笑ってしまった。
「中学、高校と読書感想文で最優秀賞を受賞」。

そうだねwだれかに褒めてもらいたかったんだねw

と、ひとしきり心の草を生やしてから、ふと思い出した。

「ライター希望募集」の派遣社員に応募したとき、
自己紹介欄に、「文学、文章論の授業はA評価でした」
と書いていた自分。
評価されたかった自分を思い出した。

自分を表現して評価されればそれは作家だ。
本当はみんな作家になりたいのだ。

でも、現実的に考えて、「ライター」という広いくくりで折り合いをつけている。

作家なんて、誰だってなれる。
こうやってwebに文章を載せているわたしは、
すでにwebライターであり、
作家でもある。

とうの昔にそんなことわかっていたのに、
ずいぶん余計な遠回りをしてしまった。

書くしかない。


書くことが好きなんて笑わせるな。

自分を知りたい、手段として書くだけなのに。
書くことで、外から自分を見たいのに。
人から評価されることで、自分の立ち位置を知りたいのに。

書くしかない。描くしかない。表すしかない。

自分をよく知るために。

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ひさびさに興奮する写真展に行った。


六本木ミッドタウン、地上出口すぐ脇にある、

富士フィルムギャラリー。

そこで林忠彦賞受賞の

有元伸也「TOKYO CIRCULATION」

の展示。


まず、フィルムギャラリーのホームページで何枚か見て、

これはいかねば、と思った。

行ってみると、素晴らしかった。


主に新宿の人物を撮影しているのだが、

それぞれの人物、被写体としての「生き物」が、

ぞくっとするほど力を持っている感じ。

ポートレイトってこうあるべきだよね。

と生意気ながら思ってしまった。


路上生活者の写真なども、心打たれてしまうのだ。かっこいいのです。


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被写体が、カメラに本気で向き合っている。

そこもカメラマンの特質であり、

撮影行為を通じての、

内面どうしのぶつかり合いの記録であると思ってしまった。


素晴らしいエネルギーの満ちた作品群でした。

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