こころざし

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標的の村




ドキュメンタリー映画「標的の村」

知人に誘われ、近所で上映会があったこともあり、
昨日見てきた。
沖縄のやんばるの森が
オスプレイの飛び交う米軍演習地になる。
その演習の「標的」にされたかのような
近隣の住民の反対運動の映画。とても良くて、泣けた。

前半はテレビのドキュメンタリーといった感じもあり、
テロップなども多用して、沖縄基地問題を説明する作りなのだが、
後半、オスプレイに反対して
基地を車で封鎖している人たちがレッカー車で移動されるところ、
泣きながら車の中で沖縄の歌を歌う女性が映し出される。
やんばるの森の中の高江町という、「標的の村」では、
反対運動に疲労困憊しながらも、
音楽や踊りに癒やされる人々のエネルギーのようなものを感じ、
涙があふれた。


上映後、関係者トークもあって、
沖縄の実態、高江町という村の現状、やんばるの森の素晴らしさ、
など、とても興味深い話を聞くことができた。

そして、上映後トークは比較的少人数で行われたので、
「いま、東京にできること」
「集団的自衛権の閣議決定から今後どうするか」
など、映画を見た人たちの話もとても興味深かった。

今回、知らなかったことをいくつか知ることができた。

ひとつは、「SLAPP訴訟」というもの。

高江町の反対運動住民は、
集落を取り囲むように建設が始まろうとしている
ヘリパッド(ヘリの離着陸場)の反対運動として、
座り込みをする。
沖縄住民の反対運動は、基本的に「非暴力」だそうだ。
説明をしろと声を上げ、説明がないから座り込んでいるのに、
なんと彼らは、事後、突然裁判所から呼び出される。
「通行妨害禁止」の仮処分の申し立てが行われた。
沖縄防衛局が高江住民を訴えたのだ。
仮処分として訴えられた人々の中には、なんと、一度も現場に行ったことのない7歳の子供まで連なっており、
国側の雑な対応に憤りを禁じ得ない。

このように、反対運動などで、
国側が弱い一般市民を訴えることを、
アメリカではSLAPP訴訟と言い、禁止されているそうだ。

結局、実際に判決を受けたのは一人となったが、
最高裁に上告しても棄却された。

とてもショッキングな話。

そして、普天間のオスプレイ反対運動では、
「ウチナンチュ(沖縄人)どうしで、なんでこんなに争わなきゃいけない?」
と訴える女性が映し出される。

強行的にヘリパッドを建設しようとしている建設業者も、
オスプレイに反対して車で普天間基地を封鎖する反対運動市民も、
それを排除しようとする警察官も、
ほぼすべてはウチナンチュなのだ。

トークの最後で、
「蛇口を捻っているのはここ(東京)なんです。きれいな水をジャバジャバ使って、汚い水は遠いところに流して知らんぷりしている。沖縄はずっと犠牲になっているのです」というようなことを言われ、心に響いた。
もしも、元都知事も元首相もたくさん住んでいるこの地域の上空すれすれに、オスプレイが飛来したらどう思うだろうか。
それは、原発問題でも言えること。

蛇口を捻ったら、きちんと閉めなければいけない。
いつまでもゆるゆると甘んじてはいけないのだ。

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