こころざし

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父が消えた



今日は、書くネタがないなあ、なんて、

84年製のボタン式テレビで、

教育テレビの演劇を見ていた。


作家である夫と死期が近い病気の妻の演劇。

主演竹下景子。




ものがたり終盤、

妻が亡くなった夜、

ひとりぼっちで作家は飯を食べている。

雪がちらつく。

「おい、雪のおちてきたぞ」

おもわず口にするも、その台詞に答える相手は、

もうだれもいない。


そんな、静かで、

見る人が見れば胸糞が悪くなるほど暗い演劇を見ていたら、

赤瀬川さんを思い出した。


赤瀬川源平という人。


老人力、という本を書いた、今はほんまもんの老人です。


高校時代、恥ずかしながら美大を目指していた私は、

この人の一字一句、一挙手一投足に惚れていました。

春樹とは違って、しみじみと、

ああ、好きだなあ。って思える人です。

この人は、「尾辻克彦」のペンネームで芥川賞をおとりになっていて、

その受賞作「父が消えた」は、本当に大好き。

文庫版収録の、「月に触る」「お湯の音」などには、

愛娘「胡桃子」ちゃんとの父子家庭の様子が切なく描かれていて、

胸がぎゅっとなります。


日本映画にも日本純文学にも言えると思うんだけど、

「せつなさ」に重きを置いているんじゃないかな。

学術的に純文学とは何ぞや、というのは私は無学なので知らないけど、

結局は「せつなさ」を描きたいんだと思う。


そんなことをぼんやりと考える真夜中でした。


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