こころざし

日々のつぶやきをしるしたブログです

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郵便局員のハーブ・ヴォーゲル。
その妻で司書のドロシー・ヴォーゲル。

二人の共通の趣味は、現代アートのコレクション。

二人とも芸術の勉強の経験があり、
絵も描いていた。
それが、アーティストから直接交渉して作品を購入するための、
審美眼と、彼らに気に入られる素養となっているのだろう。
人柄がよく、多くのアーティストと友達になって、
彼らの言動が、芸術作品へ、よい影響をもたらしている。

たとえば、アーティスト自身は良いと思っていない作品も、
ハーブの目が輝き、「それはいらないのか?」と、交渉しだすときがある。
そういった、彼らが見いだしてきたアーティストの才能は数知れない。
その才能は、彼らに評価されることにより、伸ばされているのだ。

一作目をAppleTVでDLして見て、とても感動した。
ハーブやドロシーはもちろん、アーティストたちの言葉にも、
思わずクスっとさせられる場面が多い。

二作目は、今日、映画館に見に行った。
彼らの収集した作品たちが、
アメリカの50の州にそれぞれ50点ずつ寄贈される。

この、「彼らのコレクションを分割する」という行為には、
すばらしい、という人と、それは芸術を分割する行為だ、という人といたらしく、
かなり悩んだ様子だ。

しかし、こういったコンテンポラリーアートは、
「体験してこそ華」という気がするから、
多くの人々の目に触れることは、すばらしいと思う。


私がコンテンポラリーアートに触れた経験は、
特に印象に残っているのは、
木場の美術館で、草間弥生のインスタレーションを見たとき。
鏡によって無限のように作られた空間に、光の万華鏡の中にいるように感じた。
宇宙の中に放り出されたような感覚は、忘れられない。


映画の話に戻ると、彼らのコレクションは、
小さなミニマルアートなどが多く、
ほとんどが難解と言えるもの。
それでも、彼らは、その虜となり、収集せずにはいられなかった。

アーティストや、それを育てるパトロン、スポンサー。
なんだか資本主義の香りがぷんぷんしてくるのだが、
彼らは至極真っ当に、
公務員としてきちんと仕事をし、
空いた時間でアートを見まくり、
買いあさった。

その「正当性」が、「生きた芸術」なのだと思う。

お金は、墓には持っていけない。
しかし、彼らが真面目に働いたお金で買ったアートたちは、
アメリカの多くの人々の目に触れ、また新たなアートを生むかもしれない。

とても素敵なお話。

彼らの審美眼とともに、この作品の柱となるのが、
二人の仲の良さ。

子供に恵まれなくても、平凡な公務員でも、
こんなに素敵な共通の趣味が、
世界を席巻するような、ムーブメントとなる場合もあるんだな、
と感動した。

登場している、クリストとジャンヌ=クロード夫妻も素敵。


なにか、二人の柱になるものが見つかれば、
離れることが考えられない!というような、素敵な夫婦になれる。

素敵な夫婦を目指して。

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