こころざし

日々のつぶやきをしるしたブログです

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IMG_2166自宅
「冬」と呼んでしまっては惜しいほど、麗らかな日差しが差し込んでいる。
私はシャツのアイロンを5枚済ませて、簡単な昼食を取り、食品の買い出しにも行ってきた。
ベランダでは、きのう使ったトレーニングウエアを洗って干してある。風はほとんどないので、たなびいてもいない。乾燥した空気と日差しにさらされて、すぐにかわいてしまいそうだ。

今日は、11月20日。母の命日は明日。
あれから実に10年。
病院に泊まりこんで、植物状態の母のそばで泣き続けた2週間。
親戚や友人らにしがみつくように泣いた葬儀。

これを書いている今、逆光になる位置にノートパソコンを置いているので、画面にはうっすらとショートカットの女性が映っている。

母にしか見えない。
私が幼稚園児の時ぐらいの母。当時は母は33歳ぐらい。今の私の年齢だ。

当時住んでいた場所も、ここから徒歩圏内。
上品な静けさに包まれた閑静な住宅街。

そしてセンチメンタルがやって来る。

「あんたぁ、はよぉ起きんと、遅刻するよー!」
「そがなことをしんちゃんな!」
「あんたは、箸を長う持つけぇ、遠くにお嫁に行くかもしれんね」

女性が使う広島弁は可愛らしい。
私はこの方言が大好きで大好きで、親戚のおばさんが使っているのを聞いていたら、なんだか泣けてくるぐらいだ。

4歳と3歳の息子と娘を連れて、新幹線で上京した母は、どんな思いだったのだろう。
同じ年になった私は、そんなふうに急激に環境を変える勇気も気力も、到底母に勝てそうにない。
正直言って、子どもを持つ勇気すら、ないのかもしれない。

母の亡くなる二年前に、祖母が亡くなった。

広島で被爆して、父も母も失い、戦後シングルマザーとして母を産んだ祖母。
第一子を事故で亡くして、それでも兄と私を産んで、新しい環境で育ててくれた母。

会えば喧嘩していた二人が、口をそろえて私に言う。

「あんたぁ、もっとしっかりしんちゃい!」

駆け抜ける勇気が、力強さが、降り注いできた気がした。

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